手作り石けんの材料馬油の効果と注意点

馬油の手作り石鹼

皆さんは馬油を薬局などでご覧になったことはあるでしょうか。
どこの薬局でも片隅に馬油の瓶が置かれています。

クリームとして、昔から家庭で使われてきたかたも多いのではないでしょうか。
実は、馬油も手作り石けんの材料として使うことができます。
しかも、クリームと同じく肌への効能も抜群!

そこで、馬油を手作り石けんの材料として使ったときの効果と注意点について解説いたします。

馬油の効果

馬油は馬の皮下脂肪から採れるオイルです。

その構成成分はオレイン酸35%、パルミチン酸25%、リノール酸10%、リノレン酸10%、パルミトレイン酸7%、ステアリン酸6%という内容になっています。

馬油の特徴はパルミトレイン酸が含まれていることです。
パルミトレイン酸は皮膚にも含まれる脂肪酸で、皮膚の再生に効果があるとされ、アトピー性皮膚炎などの炎症にも効果がるとされています。
人は高齢になるほど皮膚に含まれるパルミトレイン酸が減少することから、パルミトレイン酸を摂取することがアンチエイジングにつながるとも言われています。

馬油はその部位によって採れるオイルの構成が変わり、たてがみの下の脂肪には上記の2倍、15%のパルミトレイン酸が含まれています。
これは漢方でも使用されるオイルであり、肌になじみやすくよく皮膚に浸透することで知られています。

馬油のデメリット

馬油のデメリットはその価格です。
特に、パルミトレイン酸が豊富なたてがみ下の部分から抽出されたオイルは大変高価なものです。

また、リノール酸やリノレン酸など、酸化しやすい脂肪酸が含まれていることも手作り石けんの材料としてはデメリットとなります。

馬油の鹸化価

馬油の鹸化価は苛性ソーダで143、苛性カリで200です。

どのような場面で使うと効果的か

馬油にはリノール酸やリノレン酸など、大変酸化が早い多価脂肪酸がその成分構成の20%を占めています。
また、高価なオイルでもあるため、メインのオイルとしては向かないかもしれません。

馬油の効果を存分に味わいたいならば、トレース後、型入れ前に加えることをオススメします。
少量であっても効果を発揮しますので、ぜひ使ってみてください。

なお、サブオイルとして使う場合は酸化しやすいため、他のオイルとのバランスを考えて配合し、消費期限には気を付けましょう。

ミンクオイルの衰退でのし上がった馬油の効果

馬油は、パルミトレイン酸が17%も含まれるミンクオイルが動物愛護の観点からなかなか市場に出回らなくなったことにより、その代替品として注目を集めました。

パルミトレイン酸はマカダミアナッツオイルやヘーゼルナッツオイルにも多く含まれます。
しかし、これらのオイルはなかなか薬局などで見かけることはありません。

その点、古くから使われている馬油は大概どこの薬局でも手にすることができます。

手作り石けんのオプションとして、パルミトレイン酸の効果を存分に楽しみたいなら、まず馬油を手にしてみてはいかがでしょうか。

アンチエイジングが騒がれて、外来の様々なオイルや食材を試す人が多い中、その効果を絶大に発揮できるオイルが古くから家庭で使われてきた馬油にあるとは、「青い鳥」とはまさにこのことなのかもしれません。

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