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手作り石けんの材料大豆油の効果と注意点

大豆油の石けん

石けんを手作りしていくうちに、アロマオイルを加えてみたり、身近な食材を加えてみたり・・・。上級者になるといろいろなバリエーションが楽しめるようになりますね。その中でも「身近な材料で石けんを作りたい!」というニーズもやはりあるものでしょう。そんな時、気になってくるのが大豆油。油だけではなく、大豆や大豆の加工食品など、私たちの生活で大豆が関わらない日はないほどです。
そんな大豆油を手作り石けんの材料として使った場合の効果と注意点について説明していきましょう。

目次

大豆油の効果

大豆油はリノール酸が51%,オレイン酸が24%、パルミチン酸が12%、リノレン酸が9%という構成で出来上がっています。ビタミンEも比較的豊富に含まれていますが、リノール酸が多いため、酸化しやすい性質を持っています。
リノール酸は、肌がキープしているバリア機能を高めるため、摂取量に気を付ければ肌にとても良い効果をもたらします。また、オレイン酸は保湿力が高く、古くから美容成分として利用されてきています。

そんな大豆油は、手作り石けんの材料として使うと、皮膚を柔らかくし、しっとりさせる効果をもたらすでしょう。また、他のオイルと比べて一般的に安価に手に入るというのが大豆油の最大の魅力でもあります。ただし、安価な大豆油は抽出方法が手作り石けんの材料として向かないものもありますので、十分留意しましょう。

大豆油のデメリット

大豆油に多く含まれているリノール酸は、大量に摂取するとアレルギーを引き起こす原因となる可能性が懸念されています。適量を摂取できれば血中のコレステロール値を下げる効果も期待でき、非常にメリットの高いリノール酸ですが、昨今の現代日本の食生活事情ではリノール酸の過剰摂取のほうが問題視されています。大豆油を手作り石けんの材料として使う時には、その配合割合を吟味する必要があるかも知れません。
また、とにかく手に入りやすいオイルではありますが、手作り石けんの材料として使う場合に気を付けていただきたいのがその品質。溶剤抽出法によって抽出された大豆油は石けんの材料としては危険性もありますので、低温圧搾した良質の大豆油を探してみましょう。また、その際には遺伝子組み換えの大豆を使用していないものがベターでしょう。

大豆油の鹸化価

大豆油の鹸化価は、苛性ソーダで134~140、苛性カリで189~195です。

どのような場面で使うと効果的か

大豆油単品では手作り石けんの材料として不向きです。一般的な使用法としては、他のオイルに混ぜて使う、というものになります。大豆油を手作り石けんの材料に混ぜるときには、くれぐれもオイルの品質には注意して選びたいものです。

食べるだけじゃない、大豆の力

大豆は古くから日本で納豆、味噌などの発酵食品の原料として親しまれてきました。大豆そのもの、また加工食品も含めて、昨今では栄養価の高い食材、スーパーフードの一つとして注目を浴びています。しかし、以外にもかなり輸入に頼っている食材でもあります。ヨーロッパにおいて、大豆は19世紀までほとんど利用されてきていませんでしたが、アジアでは5000年もの歴史がある大豆、大豆油も日本産の良質のものを選んで石けんを手作りしたいものですね。