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手作り石けんの材料亜麻仁油の効果と注意点

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亜麻仁油は人類が初めて栽培したといわれる「亜麻」の種子から抽出されるオイルです。ゴマに似たアマの実からできたオイルは、抽出方法の違いよって亜麻仁油(英名:インシードオイル)と呼ばれたり、亜麻実油(フラックスシードオイル)と呼ばれたりしています。
亜麻仁油を手作り石けんの材料に使ったときの効果と注意点を解説しましょう。

目次

亜麻仁油の効果

α―リノレン酸がその含有量の50%弱を占める亜麻仁油。α―リノレン酸は脳や血管、網膜の健康に役立つほか、体に溜まりにくく、ダイエットのときに摂取するオイルとして最適と言われています。また、α―リノレン酸は体に取り込まれたとき、精神安定効果のある不飽和脂肪酸のDHAに変化するため、うつやパニック障害などの症状にもよく聞くと言われています。
そんな亜麻仁油を手作り石けんの材料として使ったとき、期待できる効果はアトピー性皮膚炎などの症状を和らげるということです。炎症を抑えたり肌の柔軟性を助ける効果があるため、湿疹、にきび、加齢肌にも良いと言われています。
アレルギーの原因の一つはリノール酸と呼ばれる多価不飽和脂肪酸だと言われています。このリノール酸、手作り石けんを作る時にもよく使われるアーモンドオイルなど、他の植物油によく含まれています。もしこういったオイルでアレルギーが出てしまうようならば、α―リノレン酸を豊富に含む亜麻仁油に切り替えて、症状の緩和を図りましょう。
亜麻仁油を手作り石けんの材料に含めると、保湿効果があり、泡立ちは程よくなります。

亜麻仁油のデメリット

亜麻仁油は加熱することにあまり向いていません。亜麻仁油を手作り石けんに使ったときのデメリットは、酸化が早く、寿命の短い石けんとなってしまうことでしょう。また、石けんの硬さはさほどでません。全体として、亜麻仁油は手作り石けんの材料としては向いていない、というのが現実です。
もしそれでも手作り石けんの材料として使いたい場合は、他のオイルに10~20%ほど混ぜて使いましょう。

亜麻仁油の鹸化価

亜麻仁油の鹸化価は、苛性ソーダで136、苛性カリで224です。

どのような場面で使うと効果的か

亜麻仁油は特にリノール酸を原因としたアレルギー持ちのかたが手作り石けんでその体質を改善しようとするとき、その実力を発揮するでしょう。ただし、前述したように、熱に弱く酸化しやすいことから、手作り石けんを作るときに亜麻仁油をメインオイルとするのは難しいでしょう。他のオイルと混ぜて使いましょう。
オイルそのものは昔から健康維持のために食されてきていますので、加熱しなで作ることができる手作りの化粧品や美容品、生食で取り入れることをお薦めします。

歴史のある一年草、亜麻

亜麻仁油の原料である亜麻はアジア原産の一年草ですが、オイルの原料だけではなく、その繊維はリンネル(リネン)の原料として、布製品にも古くから使われてきました。
また、亜麻仁油はフランスのシャルルマーニ大帝が「臣民はアマニをとるべし」との法令を出したほどの健康効果を持つ亜麻仁油は、その乳酸化作用を生かしてヨーロッパでは卵の代用品として使われていたという歴史もあります。
手作り石けんを作る時にも歴史あるオイルである亜麻仁油を一つの材料としてぜひ使ってみてください。