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石鹸が腐る理由と対策方法

石けんが腐る原因と対策

一般的に石鹸は腐りにくいスキンケアアイテムです。それは、アルカリ性といった特性をもっているからです。微生物や細菌は弱酸性の環境で生息するものがほとんどで、弱アルカリ性の石鹸の中では繁殖することが困難だからです。
しかし、無添加石鹸やオーガニック石鹸などといった「肌に優しい」をコンセプトに作られている石鹸は扱い方法や保管方法が間違っていると腐りやすい性質があります。
なぜ腐ってしまうのか、どのような対策をしたら良いのかをご紹介します。
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目次

石鹸が腐るとはどういうことなのか

一般的に「石鹸が腐っている」と判断する際には、色の変化や悪臭が基準にされます。変色や悪臭の原因は、主に「酸化」と「カビなどの細菌」によるものです。「酸化」と「カビなどの細菌」を防ぐことで、石鹸が「腐る」という現象を抑えることができるのです。
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酸化しやすい石鹸と酸化しにくい石鹸

この世に酸素がある限りあらゆるものは酸化します。石鹸も同様で、石鹸に含まれている油が酸化することにより悪臭と変色が起きてしまいます。

油の酸化のスピードは油を構成する脂肪酸の成分により異なります。特に酸化のスピードが早いといわれているのが「リノール酸」という脂肪酸です。

また、石鹸の中に精油が含まれている場合、それらも酸化促進の手助けをしてしまいます。特に、スィートアーモンドオイル、ヘンプシードオイル、月見草オイル、ローズヒップオイル、ピーナツオイルなどは酸化が早いといわれています。シトラス系の精油も酸化が早いと言われています。

オーガニック石鹸でも酸化しにくいものもあります。石鹸に含まれている油を構成する「オレイン酸」や「ステアリン酸」といった脂肪酸は酸化しにくいといわれています。
また、精油においても酸化しにくいものがあります。ホホバオイルやローズマリーエキスなどです。
ローズマリーやティーツリーなどは殺菌効果もあり、石鹸を清潔に保ってくれる役割があります。ですから、精油が入っているからといって、必ずしも「腐りやすい」ことには繋がらないのです。

カビなどの細菌増殖を防ぐ

カビは高温多湿の状況下で繁殖する性質があります。特にお風呂場は、多湿である状況である場合が多く、夏場や入浴時には「高温多湿」というカビの生息しやすい環境を整えている状況になります。
一番カビが繁殖しやすい場所は「石鹸置き場」です。水切りがついていない石鹸置き場や、石鹸を濡らした状態で石鹸置き場に置いておくと、そこに溜まった水に細菌が繁殖していくのです。

細菌が好物としている1つは「石鹸成分の脂肪酸」です。そしてもう1つは「皮脂や皮膚の蛋白成分」です。石鹸が溶け出している状況、または石鹸置き場に水が溜まっている状態下では絶望的に細菌やカビが増殖しています。

石鹸の変色や悪臭がした石鹸を使うと肌へどのようなダメージがあるのか

カビや細菌がこびりついた石鹸を使うと肌荒れを引き起こします。その石鹸に含まれている細菌の中には「ブドウ糖非発酵菌」という菌が存在します。皮膚に存在するダニはこの「ブドウ糖非発酵菌」が大好物なので、肌のダニが増殖してしまい肌荒れになってしまうのです。

では、石鹸の「酸化」と「カビ・細菌の増殖」を防ぐにはどのように対策したらよいのでしょうか。

石鹸のおすすめ保存方法

石鹸を清潔に保つには、水・空気・温度を管理することが一番重要です。ポイントは下記2点です。

・石鹸使用後は、紙タオル等で水分を十分拭き取ること
・石鹸は冷蔵庫で保管すること

冷蔵庫での保管の際、湿気防止策としてシリカゲルを容器に入れるとより衛生的に石鹸を保つことができます。
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まとめ

保管方法について、面倒だと感じる方もいるかもしれません。そういう時には、例えば冷蔵庫保管ではなく直接日が当らない風通しの良い場所を探して置いておく、また石鹸置きを定期的に水洗いできれいにしておくだけでも石鹸の腐敗が防げます。
清潔な石鹸を使って、肌に優しい石鹸ライフをお送りくださいね。

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