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手作り石けんのおすすめの型

手作り石けんのおすすめの型

石けん材料店を覗くと、型の種類の多さに驚くとともに、作り手の創作意欲を掻き立てられることでしょう。その中でも人気のある型の利点や使い方のコツなどをご紹介していきます。

目次

アクリルモールド

ソーパーの間で最も利用されているのがアクリルモールドです。ひと昔前までは、石けん作りといえば専用の木製モールドでしたが、現在ではアクリルモールドが最も代表的な型となりました。アクリルモールドは底が抜けているタイプのものが多く、専用の底カバーを装着することで石けん生地の流出を防ぎます。出来上がった石けんは専用の押出板を使用して抜き出します。キレイな断面でプロフェッショナルな仕上がりになるため、ビジネス用として利用するソーパーも多くいます。

アクリルモールドの利点の一つは透明のため、中が見えることです。気泡が入ってないか、きちんと混ざっているか、マーブルなどデザインの具合を見ながら作ることができます。また、種類の多さも利点の一つです。アクリルモールドが出始めた頃は、一般的な長方形型と正方形型の2種類しかなかったのですが、ソーパーの圧倒的支持を得てからは、じわじわと種類が増え、取り扱うショップも増加しました。現在では、アクリルモールドを使って石けんのアレンジができるアクセサリー類も多く販売するようになり、さらに利用者は増えています。

その他の利点は、ソーパーのアイディアが活かせることです。様々なアクリルモールドの種類があるものの、形はどれもシンプルなため、デザインや模様でのアレンジがしやすく、ソーパーのオリジナル石けんが作りやすくなっています。

アクリルモールドは、柔らかめの石けんを抜き出すのは容易いのですが、素材や季節により膨張して固まった石けんを押出板で抜き出すのが困難な時があります。押出板は一般的に薄く、ソーパーの多くが女性であることを考えると、膨張した石けんを押し出すのは至難の業です。膨張しやすい素材を使用する際には通常より早めに型出しをするなど、注意が必要です。

また、アクリルモールドは木製モールドに比べると熱がこもりやすいのに冷めるのが速く、ジェル化後、「過冷却」という石けんが固まらない現象が起こりやすいです。過冷却を起こしやすい素材(糖類やアルコール類、乳製品)を加えるときは、50度の温水を入れたペットボトルを保温箱に加えるなど、しっかり保温させることが重要です。

シリコンモールド

最も種類の多い型がシリコンモールドです。アクリルモールドやシートモールドは石けん専用になるため、手作り石けん需要とともに種類は増えているものの、数は限られています。ところがシリコンモールドは、石けん専用の型に加え、一般的にお菓子作りで使用されるシリコンモールドでも使用が可能なため、非常に種類が豊富です。

利点は何といっても種類の豊富さから、石けん材料店のみならず、スーパーからキッチン用品店など、様々な場所で入手が可能なことです。焼き菓子などに使われることから、耐熱性もあり、石けん作りには最適です。また、シリコンモールドは柔らかいことから型出しが最も楽な型として人気があります。

シリコンモールドの注意点は、柔らかいため、石けんの形が変形しやすいことです。一つひとつの型が小さいと問題はないのですが、大きめの型を使うと、石けん生地を流し込んだ際に、側面がたわんでしまいます。石けん専用のシリコンモールドであれば、底部と上部の形を保持する固定具を販売しいる店もありますが、ない場合は側面をタコ糸で縛って形を固定するなど、工夫が必要になります。

シートモールド

シートモールドは、石けん専用の薄いプラスティック製の型です。海外ではシートモールドを用いた石けん作りの人気が高いため、日本より種類が豊富で可愛い型も多いです。最近では海外で有名なシートモールド店の商品を輸入し販売する石けん材料店も増えてきましたが、海外に比べると非常に種類は少ないです。英語に抵抗がない人であれば、海外から個人輸入で様々な型を入手するのも一つの手です。

シートモールドはアクリルモールド同様に透明のため、中が見やすく気泡が入り込んでいないか注意しながら作れる利点があります。また、可愛いデザインの型が多いため、プレゼントとしても喜ばれます。

注意点は、薄いプラスティック製のため、割れやすいことです。型出しでひびが入ってしまったという話はよく耳にします。底部が割れてしまうと利用価値がなくなってしまうため注意が必要です。また、シートモールドは繊細なデザインのものが多く、出来上がりがキレイな反面、細部に石けんが残り洗いにくいという欠点もあります。