手作り石けんの材料月見草油の効果と注意点

月見草オイルの石けん

アレルギーがあって、なかなか市販の石けんが肌に合わない。そんな理由から手作り石けんの世界に入ってきた方もいるでしょう。そんな方にはぜひ月見草油の存在を知っていただきたい。月見草は、夕方から花が咲き始め、朝になるとしぼんでしまう明るい太陽ではなく、静かな月と共にその花を咲かせる多年草です。またの名を待宵草(まつよいぐさ)。そんな月見草から採れるオイルには、アレルギーの方がその名の通り待っていたと思えるような効果が潜んでいます。
それでは、手作り石けんの材料、月見草油の効果と使用上の注意点について解説しましょう。

月見草油の効果

月見草油の最大の特徴はホルモンバランスを整えて、免疫力を高めるところにあります。乾燥によって角質がうろこ状に荒れてしまったような症状の肌で痒みや乾燥を癒す働きがあるのです。

月見草油の成分構成はリノール酸が72%、γ―リノレン酸が10%という構成になっています。ここで注目したいのがγ―リノレン酸の存在です。このγ―リノレン酸にホルモンバランスを整える働きがあるのです。
月見草油は、手作り石けんの材料に加えるとアトピー肌など、より繊細な肌の方にも使える石けんとなるでしょう。

月見草油のデメリット

月見草油の手作り石けんの材料としての最大の弱点は「酸化しやすい」というところでしょう。多価不飽和脂肪酸であるリノール酸が大量に含まれている月見草油は、作成に時間がかかる手作り石けんの工程の中で酸化してしまう可能性があるのです。そのため、メインのオイルとしては全く向いていないばかりか、「鹸化」のプロセスも経ないほうが良いオイルです。
また、オイルの価格が若干高いのも月見草油のデメリットといえるでしょう。

月見草油の鹸化価

月見草油の鹸化価は、苛性ソーダで128~139、苛性カリで180~195です。

どのような場面で使うと効果的か

月見草油は、鹸化には向きません。しかし、オプションとして使うという道があります。
手作り石けんには「スーパーファット」と呼ばれる過剰油脂を作ることができます。これは、オイルを鹸化させずに出来上がった石けんの中に残す方法です。苛性ソーダを少なくすることもできますが、トレース後にオイルを加えることで残すこともできます。スーパーファットを残すことによって、石けんはよりマイルドになり、しっとりとした使い心地になります。
月見草油は、このスーパーファット用のオプションとして使うことが最も効果的な使い方です。
他のオイルとの相性も良く、アーモンドオイル、アプリコットカーネルオイル、グレープシードオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル、マカダミアナッツオイルなどを使った手作り石けんに加えると良いでしょう。

ロマンチックな名前の月見草油、イブニングプリムローズオイル

月見草油は、英名をイブニングプリムローズオイルといい、北アメリカが原産です。どのようなところでも繁殖できる強い繁殖力を持つ月見草から生まれたオイルです。北アメリカの先住民族の人々は、月見草の種子を煎じて薬用に使っていたといわれています。
ロマンチックな名前を持ち、そして私たちの肌の傷をいやしてくれる月見草油。手作り石けんの世界に入った理由が肌のトラブルであるならば、ぜひ一度試してみてください。

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