手作り石けんの材料ミンク油の効果と注意点

ミンク油の石けん

ミンクオイルをご存知ですか?
ミンクはイタチの仲間の小動物です。

ミンクはその毛皮が女性用の高級コートとして有名ですが、果たしてそのミンクから採れるオイルは手作り石けんの材料に向くのでしょうか?

それでは、そんな疑問にお答えしてミンクオイルを手作り石けんに使ったときの効果と注意点をご説明します。

ミンクオイルの効果

ミンクオイルは、ミンクの皮下脂肪から採れるオイルで、ヘアケア、シューズ、そのほか保湿剤の材料などに使われてきました。

ミンクオイルは、動物性オイルの中でも特に美容の効能が高いと言われ、肌へのなじみも良いオイルになります。もちろん、手作り石けんの材料としても使うことができます。

ミンクオイルの成分構成は、オレイン酸が42%、パルミトレイン酸が17%、パルミチン酸が17%、リノール酸が10%、ステアリン酸が3%となっています。

ここで注目していただきたいのがパルミトレイン酸の含有量の多さです。

パルミトレイン酸は皮膚の中に10%ほど含まれている脂肪酸です。
30歳を過ぎるとパルミトレイン酸の量が減ると言われており、加齢に関係ある脂肪酸として有名です。
そのパルミトレイン酸、湿疹などの炎症に対して、皮膚の再生を助ける効果があります。

マカダミアナッツオイルやヘーゼルナッツオイルに多く含まれる脂肪酸ですが、たくさんあるオイルの中でパルミトレイン酸が含まれているオイルはそう多くはなく、大変希少なオイルとなっています。

ミンクオイルのデメリット

ミンクオイルのデメリットは、社会的な問題がある、ということでしょう。

ミンクは毛皮のコートで有名ですが、ミンクのコートを作るには20数匹のミンクが必要で、動物愛護団体から大きく問題視されました。

これに伴い、ミンクオイルの供給も少なくなっているというのが現状です。
手作り石けんの原料として使えるミンクオイルは手に入りやすいとは言えません。

なかなか手にできないオイルであるということがデメリットになります。

ミンクオイルの鹸化価

ミンクオイルの鹸化価は、苛性ソーダで143、苛性カリで200です。

どのような場面で使うと効果的か

ミンクオイルは大変希少であるため、運よく品質の良いミンクオイルが手に入ったとしたら、オプションオイルとして使うことをおすすめします。

しかし、動物愛護団体の指摘で入手困難という状況を鑑みると、手作り石けんは他のオイルで作ったほうが良いとも言えますね。

動物愛護の観点から馬油にとってかわられたミンクオイル

ミンクオイルは社会的に問題視されていることから、手作り石けんの原料として使うことは現実的に難しいでしょう。

動物愛護の観点からその姿を見せなくなったミンクオイルの代わりに登場したのが、馬油です。
馬油はミンクオイルと同じようにパルミトレイン酸を含み、クリームなどとしても販売されています。

よく考えると馬も動物です。
馬は良くてミンクはダメ、というのも不思議なものです。
おそらくはミンクのコートに使われるミンクの数と、その用途が高級品のコートという点が問題だったのでしょう。
もしミンクが不治の病を治す薬に必要な何かを持っていたのなら、ここまで問題視されなかったように感じます。
手作り石けんのオイルの歴史を見てみると、社会の不思議な構造も垣間見えますね。

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