手作り石けんの材料シアバターの効果と注意点

シアバターの手作り石けん

シアバターは某コスメティックブランドがその商品のメインオイルとして使用していることで有名なオイルですね。シアバターは中央アフリカのサバンナが原産のシアの種子を低温圧搾することで採取される半固形状の油脂です。
手作り石けんの材料としてシアバターを使った場合の効果およびその注意点について、解説していきましょう。

シアバターの効果

シアバターはオレイン酸が50%弱、ステアリン酸が40%強、そしてリノール酸が5~6%含まれているという成分構成です。
ステアリン酸はシアバターの他にもカカオバターなどの植物オイルに含まれている飽和脂肪酸です。もともと飽和脂肪酸は不飽和脂肪酸よりも酸化しにくい特徴がありますが、このステアリン酸、融点が70度と他の飽和脂肪酸よりも比較的高いため、手作り石けんの材料の中に含まれると、固形化しやすく酸化しにくい、つまり溶けにくく日持ちの良い石けんになります。
オリーブオイルなど保湿性が高く、好んで手作り石けんに使われる植物オイルは溶けやすく酸化しやいという性質を持っていることが多いため、シアバターのように反対の性質を持つオイルと組み合わせることによってバランスの取れた手作り石けんを作ることができます。
また、シアバターはアフリカ原産で現地の人々が日焼け止めに利用していただけあり、紫外線防止し、皮膚を保護する効果があります。さらに、オレイン酸が豊富に含まれているため、シアバターを使うと保湿性の非常に良い、肌に優しい手作り石けんが出来上がるでしょう。
石けんの泡立ちはクリーミーになります。

シアバターのデメリット

シアバターを手作り石けんに使おうとするときの難点は、その値段です。それは、シアの実がなかなか生らない珍しい実であるからです。そのため、手作り石けんの材料として使われがちなオリーブオイルやホホバオイルと比べると、かなり高価なオイルになります。しかし、メインオイルに5~10%の割合で加えるだけでその効果が十分に発揮されますので、サブオイル、もしくはオプションオイルとして使うことをお薦めします。
また、手作り石けんに入れすぎると水に溶けにくい石けんになったり、泡立ちが悪くなったりしますので、オイル配合には気を配りましょう。

シアバターの鹸化価

シアバターの鹸化価は苛性ソーダで64~137、苛性カリで90~191です。

どのような場面で使うと効果的か

シアバターを使った手作り石けんは、比較的硬い石けんとなり、老化した肌の弾力を高めたり、シワを減らす、また乾燥肌のトラブルにも非常に効果的であると言われています。乾燥しがちな冬の石けんとして、またアンチエイジング用の石けんとして女性におすすめの手作り石けんとなるでしょう。
他のオイルよりも保存がきくので、手作り石けんをたくさん作りたいときには材料の一つとして加えると良いでしょう。

アフリカの人々の美容オイル、シアバター

日差しが強烈なアフリカでは、古くからシアバターが美容オイルとして使われていました。人人はシアバターを肌に塗り、紫外線から肌を守るのと同時に、乾燥しがちな肌に潤いを与えていたそうです。しかし、このシアの木、大変貴重で樹齢15年でやっと花を咲かせ、実がなるまでにさらに10年の月日が必要になります。しかも、その実は3年に1度程度しかできません。しかし、シアバターをメイン材料として広告するブランド出るほどの実力を持つオイルです。ぜひ手作り石けんでその効果を試してみてください。

手作り石鹸  手作り石鹸

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA