手作り石けんの材料コーン油の効果と注意点

コーン油のハンドメイドソープ

オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイル、そして苛性ソーダや苛性カリ。石けんを手作りすることに慣れてきたら、今度は精油を入れてみたり、ミルクを入れてみたり、自分なりに試したり楽しめるのが自家製の良いところです。そうこうしているうちに、「やはり身近なオイルを手作り石けんに使えたら、楽だし、食用にも使えて一石二鳥かもしれない!」と思うのが人の常。
そこに登場するのがコーン油です。コーン油は近所のスーパーなどで簡単に手に入るまさに「身近なオイル」。そこで、手作り石けんの材料としてコーン油を使うときの効果と注意点をご説明いたします。

コーン油の効果

コーン油はトウモロコシの胚芽を原料とした植物オイルです。リノール酸が48%、オレイン酸が34%、パルミチン酸が10%ほど含まれるそのオイルは、ビタミンEを豊富に含んでいることでも有名です。
手作り石けんの材料として使った場合、リノール酸の皮脂活性化機能、オレイン酸の保湿機能、そしてビタミンEのアンチエイジング機能と様々な効果の発揮が期待されます。完成する石けんは、泡立ちが良く、軽めの使用感になるのが特徴です。

コーン油のデメリット

コーン油を手作り石けんの材料に使おうと思ったとき、一番の障害となるのが、「美容用に使えるような品質の良いコーン油が出回っていない」ということです。これが原因で実質的にコーン油は手作り石けんの材料には向かない、と言わざるを得ません。
スーパーなどでコーン油は頻繁に目にすることができますが、市場に出回っているコーン油は、あくまでも食用。美容用に使えない理由は、オイルの抽出方法や製造方法にあります。
コーン油の原料であるトウモロコシの胚芽には油分が6%しか含まれていないため、美容オイルの製造には必須といわれる低温圧搾法がほぼ使えません。また、コーン油には、漂白や再着色などが成されているものも多く、さらに原料となるトウモロコシは遺伝子組み換えが成された品種が多く存在するのが現状です。
結果として、アロマテラピーや手作り石けんの材料として使える品質のコーン油が入手できないのです。

コーン油の鹸化価

コーン油の鹸化価は苛性ソーダで133~138、苛性カリで187~193です。

どのような場面で使うと効果的か

「コーン油のデメリット」でも述べましたが、実際に市場に出ているコーン油は手作り石けんの材料としては残念ながら向かない、というのが現実です。オイルにはそれぞれの良し悪しがありますので、「食べられるのに肌用には使えない」というのは口惜しいですが、コーン油はおいしく食用でいただくことが一番良いといえるのかもしれません。

アメリカ原産のコーン油、使うなら食用で

コーン油はほのかな香ばしさが特徴で、風味が良いことから古くから食用として使われてきました。ドレッシングなどはもちろん、揚げ物や炒め物など、様々な用途で使われています。日本でいうと、マーガリンなどに含まれていることが有名でしょう。残念ながら、市場に出ているコーン油のその品質ゆえ、手作り石けんの材料としては不向きと言わざるを得ません。しかし、コーン油に含まれる植物コレステロールは余分なコレステロールを排出させ、ビタミンEはアンチエイジングに効果的です。日々の生活の中で、コーン油の良さを知り、効果的に取り入れていきましょう。

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