手作り石けんの材料グレープシードオイルの効果と注意点

ハンドメイドソープにオリジナルラベルを付ける

グレープシードオイルはワインを作る時に残るブドウの種を高温圧搾して抽出したオイルです。ワインの醸造・蒸留から発生した副産物を利用して作られるオイルであるため、スペイン、イタリア、アメリカはカリフォルニアなど、ワインの産地が同時にグレープシードオイルの産地でもあります。
先に答えを出してしまうと、グレープシードオイルは手作り石けんの材料には向きません。そこで、グレープシードオイルの効果となぜ手作り石けんの材料には向かないのか、どのような使い方がベストなのかを解説します。

グレープシードオイルの効果

グレープシードオイルはリノール酸約60~70%、オレイン酸約20%、パルミチン酸約10%といった成分で構成されています。
水分維持力の高いリノール酸と保湿力の高いオレイン酸が含まれているため、オイルそのものは保湿作用に優れています。また、抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミンEが豊富であることからアンチエイジング作用も期待できます。さらに、アレルギー原因物質であるアレルゲンを含まない、低アレルギーで敏感肌の人にも優しいオイルであると言えるでしょう。

グレープシードオイルのデメリット

グレープシードオイルは、リノール酸の含有量が高いことから酸化が早く、乾燥させるために一定時間空気に触れさせたまま放置する工程が存在する手作り石けんの過程で劣化する可能性が高いため、手作り石けんの材料には向きません。
また、グレープシードオイルの約6割を占めるリノール酸は体内では合成できない脂肪酸であるにも関わらず、現代日本人は摂取過剰であるとの指摘もあり、体が本来持つ抵抗力を阻害する要因になると言われています。多く摂りすぎなければ良い作用を発揮するリノール酸ですが、現代人はその使用容量に神経質になったほうがいいとも言えます。

グレープシードオイルの鹸化価

グレープシードオイルの鹸化価は苛性ソーダで134~139、苛性カリで188~194になります。

どのような場面で使うと効果的か

先にも説明した通り、オイルが持つ「酸化」という性質からグレープシードオイルは手作り石けんには向いていません。しかし、フレッシュな状態のオイルはさっぱりとしており、日常的な夏場のお肌のケアにはもってこいのオイルであると言えるでしょう。
角質を健やかな状態に保つ役割も持つリノール酸と、肌への浸透力を促進するオレイン酸を併せ持つグレープシードオイルは、脂性肌の人が肌のお手入れに使ったり、角質ケアのオイルとしておすすめできます。
グレープシードオイルは食用でも市場に出回っていますが、酸化のスピードが早いため、揚げ物などには向きません。食用とするならばフレッシュな生のままで使えるドレッシングやソースが最適と言えます。

フレッシュなまま使いたい、ワインの副産物グレープシードオイル

グレープシードオイルはその抗酸化作用や保湿作用を有しながらも低アレルギーで優しいという敏感肌のかたにはとてもありがたいオイルです。残念ながらメインのオイルとして手作り石けんに使うことはお勧めできませんが、他のオイルのサポートとして使ったり、オイルそのままの良さを生かして食生活や美容健康に役立ててはいかがでしょうか。

手作り石鹸  手作り石鹸

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA