手作り石けんの材料ウォールナッツオイルの効果と注意点

ウォールナッツオイルの石けん

ウォールナッツとはクルミのことです。
ヒマラヤや中国が原産の植物ですが、商業用ではフランス、イタリア、アメリカで製造されてきました。

ウォールナッツはオイルとしても古い歴史を持っています。

フランス料理では昔からパン、お菓子、豆料理など使われ、スイスでも人気があります。
熱を加えると香ばしいクルミのにおいを楽しむことができます。

そんなウォールナッツオイルを手作り石けんに利用した時の効果と注意点について解説します。

ウォールナッツオイルの効果

ウォールナッツオイルはさっぱりとして皮膚になじみやすいオイルです。
そのため、美容ではマッサージオイルやクリームとしてヨーロッパを中心に使われてきました。

ウォールナッツオイルはリノール酸が57%、オレイン酸が19%、リノレン酸が13%という成分構成です。
皮脂腺を活性化させるリノール酸や、体に良いとされているリノレン酸が多く含まれていることがわかります。

手作り石けんの材料としては、オプションとしての効果が期待できるオイルです。
その場合、肌の再生や湿疹、日焼けや火傷の症状を緩和させる効果があり、頭皮のトラブルにも良いとされています。
また、クルミの香りを楽しめるオイルでもあります。

ウォールナッツオイルのデメリット

ウォールナッツオイルのデメリットは、酸化しやすさとその値段です。

オイルの酸化の原因は多価不飽和脂肪酸です。
その多価不飽和脂肪酸であるリノール酸とリノレン酸の合計が全体の70%を占めるウォールナッツオイルは、とても酸化しやすいのです。

手作り石けんは、オイルを温め、苛性ソーダを加えて鹸化させ、トレースといわれるクリーム状態にするまで1時間~3時間かかります。
そこから生地を寝かせること24時間以上、最後に1か月にわたる乾燥の期間が待っています。

メインオイルが酸化しやすいと、この製造期間中に石けんが劣化してしまうことになります。

特にウォールナッツオイルに含まれるリノレン酸は熱に弱く、温めた時点で脂肪酸が壊れてしまう可能性があるのです。
したがって、ウォールナッツオイルは手作り石けんのメインオイルには向いていないことになります。

また、製造量が少ないため、ウォールナッツオイルは比較的高価なオイルであることもデメリットといえるでしょう。

ウォールナッツオイルの鹸化価

ウォールナッツオイルの鹸化価は苛性ソーダで133~141、苛性カリで187~197です。

どのような場面で使うと効果的か

ウォールナッツオイルは酸化しやすい点が、手作り石けんのメインオイルとしては致命的です。
しかし、オプションオイルとして、トレース後型入れ前に生地に加えることによって、その効果を楽しむことができます。

品質の良いウォールナッツオイルは香りも良いですから、鹸化させないオイルとして使ってみましょう。
シャンプー用の石けんにも向いています。

クルミの効果はオプションとして楽しもう

ウォールナッツオイルの特徴はやはり香りでしょう。
脱臭精製したオイルもありますが、香りを生かしたオイルを石けんに加えたいものです。

オプションオイルとしての位置づけですので、他のオイルの香りとのバランスもレシピを考えるときの楽しみの一つになりそうです。

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