手作り石けんの材料アプリコットカーネルオイルの効果と注意点

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アプリコットカーネルオイルとは、あんず(アプリコット)の種子の中身である核(カーネル) の仁(じん)という部分から低温圧搾して作られます。日本語ではあんず油、中国では杏仁とも呼ばれています。
中国では薬膳料理にも使われるあんずや杏仁、古代中国では「杏仁豆腐」の材料に使われたことで有名ですが、オイルとして手作り石けんの材料に使った場合の効果と注意点について解説します。

アプリコットカーネルオイルの効果

アプリコットカーネルオイルは成分の7割はオレイン酸が占めています。オレイン酸は植物性油の中でも酸化が遅いため、手作り石けんにアプリコットカーネルオイルを加えた場合、比較的他の植物油より日持ちする石けんになります。
オレイン酸には高い保湿力を持ち他の美容成分の浸透を助ける働きもあるため、アプリコットカーネルオイルを使った手作り石けんは肌をしっとりと整えてくれる一方、オリーブオイルほどオレイン酸の含有量が多くないため、比較的さらさらとした滑らかな仕上がりになります。また、細胞の酸化を抑えるβ―カロテンが含まれていることからシワやたるみ、くすみなどの老化予防になります。

アプリコットカーネルオイルのデメリット

アプリコットカーネルオイルには、リノール酸が20%~30%ほど含まれています。リノール酸は多量摂取すると免疫機能を妨害し、アレルギー反応を起こす可能性があることから、湿疹や皮膚が弱くなっている部分への使用は気を付けたほうが良いと言えます。
アプリコットカーネルオイルはスイートアーモンドオイルと成分構成が似ており、その効果も近いところがありますが、スイートアーモンドオイルよりも生産量が少ないため、値段が少し高い、というデメリットも挙げられます。
オイルは一般的に酸化すると固形化(固まる)傾向がありますが、不飽和脂肪酸であるオレイン酸が酸化しにくいことから、アプリコットカーネルオイルを使った手作り石けんは比較的柔らかい石けんになります。使用頻度や好みによって固形化を促すオイルと併せて使いましょう。

アプリコットカーネルオイルの鹸化価

アプリコットカーネルオイルの鹸化価は水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で128~143、水酸化カリウム(苛性カリ)で180~200となっています。

どのような場面で使うと効果的か

アプリコットカーネルオイルを使った手作り石けんは、美容石けんとして使うと非常に効果的です。使用感はとても軽く、保湿性も高いため乾燥肌やかゆみを伴う敏感肌、くすんだ肌などに効果があります。また、アプリコットカーネルオイルにはビタミン類も多く含まれているため、疲れた肌に栄養を与えキメや艶を与えてくれることになります。
リノール酸は大量摂取するとアレルギー肌には悪いという反面、皮膚を柔らかくする効果があります。そのため、アプリコットカーネルオイルを使用した手作り石けんはいぼなどの硬化した皮膚に使うと皮膚を柔らかくしてくれます。

保湿力の高さとさらりとした使用感のバランスが特徴

アプリコットカーネルオイルを材料に使うと、高い保湿力を持ちながらオリーブオイルほどべたつきを感じさせない、保湿用としてはバランスの良い手作り石けんとなります。椿油と同様、ヘアケアにも使用できますので、この石けんを一つバスルームに置いておくとオールマイティーに使える便利なアイテムになるでしょう。

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