手作り石けんのオイルと水・苛性ソーダ・エッセンシャルオイルそれぞれの計算

手作り石けんのオイルとソーダの計算方法

石けんを手作りした人のほとんどが、学生時代の理科の実験を思い出すようです。オイルと水酸化ナトリウムを化学反応させることでできる産物が石けんのため、当たり前かも知れないですが、素材どれをとっても正確な配分量が必要になるため、計算するのも一苦労です。計算法を覚えるまで面倒に感じるかも知れないですが、基本の計算法さえ覚えてしまえば、あとは好みに合わせアレンジも可能になります。

オイル量の算出

オイルの量は、配分するオイルのブレンドの割合を決めてから算出します。

例)オイル全体量500gの場合

オリーブオイル(40%):500g  x  0.4  =  200g

ココナッツオイル(20%): 500g  x  0.2  =  100g

パームオイル(20%):500g  x  0.2  =  100g

ひまし油(10%):500g  x  0.1  =  50g

米ぬか油(10%): 500g  x  0.1  =  50g

水分(精製水)量の算出

オイル全体量に対しての割合になりますが、作り手によって若干異なります。オイル量の28~40%が一般的なようですが、35%以上になると乾燥期にひび割れが生じることもあり、日本の一般的なソーパーの間では最も低い28%で作ることが多いようです。

例)オイル全体量500gの場合

500g  x  28%  =  140g

水分量140g

アルコール類や乳製品など水分を半量のみ置き換える場合は、75gの精製水で石けん生地を作り、トレース後に残り半量75gのアルコールや乳製品を加えると良いでしょう。

苛性ソーダ(アルカリ)量の算出

最も重要かつ面倒な計算が苛性ソーダ量の算出でしょう。オイル(油脂)によって、鹸化値(オイルを石けんにするために必要な苛性カリ・苛性ソーダ量)が異なります。そのため、ブレンドするオイルの種類が増えれば増えるほど、計算量も多くなるのです。鹸化値の一覧表は、インターネットや専門誌などから参照できますが、最近ではインターネット上でアルカリ自動計算ができる機能のあるサイトや計算アプリなどができ、手軽さが増しました。

例)ブレンドオイルそれぞれの苛性ソーダの鹸化値

オリーブオイル:0.136

ココナッツオイル :0.186

パームオイル :0.145

ひまし油:0.130

米ぬか油:0.134

例)オイルそれぞれの苛性ソーダ量(オイル全体量500g)

オリーブオイル200g:200g  x  0.136  =  27.20g

ココナッツオイル 100g:100g  x  0.186  =  18.60g

パームオイル 100g:100g  x  0.145  =  14.50g

ひまし油50g:50g   x   0.130  =  6.50g

米ぬか油50g:50g  x  0.134  =  6.70g

27.20g  +  18.60g  +  14.50g  +  6.50g  +  6.70g  =  73.50g

苛性ソーダ量73.50g

エッセンシャルオイル(精油)量の算出

香りとして加えるエッセンシャル(精油)の量は、オイル(油脂)と水分量を合わせた全体量の2%が上限になります。多く入れ過ぎると石けん生地の配分量が変わり失敗の元になります。また、エッセンシャルオイルは香りだけでなく、それぞれに効能があるため、作用が強くなり過ぎないように決められた量でもあります。強い香りを好む外国では上限の2%まで入れることが多いですが、日本では通常0.5~0.7%程度。多くても1%までの使用のようです。こちらでは日本の1%に合わせて算出してみましょう。

例)オイル500cc  +  水分量140cc(苛性ソーダを除く全体量640cc)

640cc  x  1%  =  6.4g

6.4cc ÷  0.05cc(ドロッパー1滴量) =  128滴

エッセンシャルオイル6.4cc または128 滴分

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