手作り石けんには白いオーソドックスなものから、カラフルで綺麗なものまで様々な色のものがありますよね。素材の色をそのまま生かしている手作り石けんも多くありますが、カラフルに色付けされた石けんも可愛いです。手作り石けんに色をつけるときはどのようにするのでしょうか。
目次
自然な色が魅力的なクレイ
手作り石けんに着色する方法は様々ですが、食材や植物の色を生かしたり人口の着色料を使用する方法があります。人口の着色料は発色は良いのですが、無添加でオーガニックな手作り石けんのイメージとは合いませんよね。もっと素朴な発色の色付けをしたい時にオススメなのが「クレイ」です。クレイは人口の着色料と違い、素朴な色合いが手作り石けんのイメージにぴったりです。淡い綺麗な色がつくのでマーブルにしたりブロック模様の石けんを作る時にも使えます。
クレイとはどんなもの?
そんな手作り石けんの着色に役立つクレイとはどんなものなのでしょうか。クレイとは一言で言ってしまうと粘土です。地中の粘土を乾燥させたもので色々な種類があり、その種類によって色が異なるためその色を生かして石けんに着色することができます。また、粘土ですのでミネラル成分を豊富に含んでいて肌にも良いのが嬉しいですね。クレイは種類によって色も違いますが、その成分や効能も違います。水を加えればパックとして使うこともできます。
カラフルなクレイの種類
クレイにはその色の違いと成分のちがいでいくつかの種類があります。
カオリン
中国の高陵から撮れた白い粘土です。水分や皮脂を吸収してくれます。ベビーパウダーやボディパウダーに使われています。
モンモリロナイト
フランス、モンモリロナイト地区から採れたクレイです。洗浄力が強いのでニキビ肌に効果があります。
ラスール(ガスール)
ラスールと呼ばれているモロッコで採れた粘土です。カルシウムが多く含まれ、保湿力の高いクレイです。
クレイを使った手作り石けんのレシピ
クレイを使った手作り石けんのレシピをご紹介します。
【材料】
・苛性ソーダ・・・70g
・精製水・・・196g
・ピンククレイ・・・小さじ3
・オリーブオイル・・・190g
・パームオイル・・・200g
・シアバター・・・10g
・ココナッツオイル・・・100g
お好みのッシェンシャルオイル
【作り方】
①オイル類を湯せんにかけて合わせて混ぜておきます。
②精製水に苛性ソーダを少しずつ加えて混ぜます。
③②の苛性ソーダ水と①のオイルを湯せんで同じ温度(40度前後)にして2つを合わせて混ぜます。
④③にクレイを加えてトレースが出るまでよく攪拌します。
⑤トレースが出たら型に流し入れます。
⑥型に入れた石けんを発砲スチロールの箱などに入れて保温しておく(24時間)
⑦⑥を型から出し使いやすい大きさにカットする
⑧⑦を風通しの良い場所で4〜6週間ほど乾燥させて完成です。
クレイを使った手作り石けんの応用
クレイを使いことで石けんに素朴な味わいの色をつけることができます。着色ができることで手作り石けんを色々なデザインにアレンジすることができます。2色の違う色を使ってマーブル模様を作ったり、2色の違う色の石けんをブロックに組み合わせてブロックチェックの柄にしてみたり。オリジナルの石けんのデザインも幅が広がりますね。色々考えてみてください。